大河ドラマ解説

鎌倉殿の13人 次回第12話のストーリー |史実ではどうだったか分かりやすく解説

今回から日本史サロンの動画で公開していた鎌倉殿の13人 次回の見どころを本ブログで解説しようと思います。

こんな方におすすめ!
  • 事前に流れを知っておいて、置いて行かれないようにしたいという方
  • 史実との違いが気になるという方

※ネタバレ注意!

逆に、前提知識を入れずにドラマを楽しみたいという方はネタバレになってしまうので、注意してくださいね!

それでは次回第12話の見どころを見ていきましょう!

【補足】第11話の史実

第12話の史実解説に入る前に、第11話の補足解説をしようと思います。

第11話のラストで伊東祐親祐清親子が殺害されましたが、史実では祐親は頼朝の恩赦を拒み「以前の行いを恥じる」といい自害したとされます。

伊東祐親像 wikipediaより引用

第12話のストーリー

第12話は1182年3月~1182年11月までの出来事が描かれます。

トピックは3点です。源頼家の誕生新登場人物の紹介亀の前事件です。1つずつ見ていきましょう!

源頼家の誕生

1182年8月、源頼朝北条政子の長男、万寿が誕生します。

のちの鎌倉幕府2代将軍源頼家です。

源頼家  wikipediaより引用

政子は比企氏の屋敷で出産し、乳母は比企能員の妻が務めることになります。これが後に勃発する北条氏比企氏の激しい権力闘争の火種となりました。

なお、源頼家というと少し歴史に詳しい方だと暴君という印象をお持ちの方も多いかと思いますが、研究者の間から『吾妻鏡』の脚色という指摘が出ています。近々解説する予定です。

新登場人物の紹介(大江広元)

第12話では栗原英雄さん演じる大江広元が初登場します。

大江広元 wikipediaより引用
はにわ君

大江広元は13人の合議制のメンバーの1人だよ!

大江広元は都の下級貴族出身で、同じく13人のメンバーの1人中原親能の弟で、もともと中原広元と名乗っていたのですが、のちに大江広元と改称します。

史実では、1184年頃に京都から鎌倉にやってくるのでもう少し先の話ですが、今回から登場するようです。

大江広元は朝廷事情にも詳しく、頼朝の側近として知恵袋的な存在として活躍し、公文所(のちの政所)の長官に任命されることになります。

政所

幕府の一般政務を担当。所領管理・文書発給も担当した。

頼朝死後も政子・義時とともに幕府を盛り立て、承久の乱でも活躍するキーパーソンの1人です。

亀の前事件

頼家が生まれた3か月後、ついに北条政子に頼朝の浮気相手である江口のりこさん演じる(亀の前)の存在がバレます。

政子は激怒し、鎌倉幕府の準公式記録である『吾妻鏡』によれば、

かくまっていた家を破壊し、頗る(すこぶる)恥辱(ちじょく)を与えた

つまり、亀がかくまわれていた家を破壊したというのです。

ちなみにこのエピソードはYouTube動画で詳しく解説しているので、良かったら、ご覧ください。

なお、なぜ政子はこのような行動に出たかというと、当時は「後妻打ち(うわなりうち)」という慣行が京都で行われていて、これは夫を奪われた前妻は後妻の家屋や家財を壊しても構わないというもので、都育ちの頼朝にあえて行った対抗策と言えそうです。

ドラマではどのように描かれるかとても楽しみですね!